- 香港
- 初めての海外旅行で戸惑った事、困った事(香港編)
- さようなら漱石さん・・・
さようなら漱石さん・・・。1,000円取られました。
「スリにお金を取られました。」
「ニセ物の商品を購入してしまい、お金をだまし取られました。」
香港に限らず、どこの国へ行った旅行者からも
聞こえてきそうな話です。
逆に香港の場合は
「ニセ物時計いりませんか~!?」
とニセ物であることを正々堂々と伝えてくれるので
親切とも感じる事があります。
私の場合は上記の2つのどちらでもなく、人間の心理をつかれ
日本円の1,000円を取られてしまいました。
それは、私が旅行の全日程を消化し、
余った時間を九龍公園でのんびりと過ごしていた時です。
[ 香港公園 ]
ベンチに座って飲料水を飲んでいたら
隣のベンチから話し掛けてる人がいます。
「観光かい?」「韓国人かい?」
片言の日本語と英語を組み合わせ、
気さくな感じの男女二人の外国人でした。
私も暇だったので、その会話に返答し、
「ジャパニーズ!」と答えました。
この返答から、相手の罠に掛かってしまっていたのです。
相手からの会話は途絶える事がありません。
そのうちに、私の両側を挟むように
二人が私のいるベンチに座ってきました。
恐怖心は一切ありません。
ひょんな事から始まった会話は40分も続いています。
しかも、片言の日本語と英語で。
そして、とても楽しい。
すると、男性の外国人の方はトイレに行ってくると言い、
席を離れ、
女性と私のみになりました。
するとその女性は「日本のお札を見たことがない」「見てみたい」
というのです。
旅行中は持ち歩かない日本円ですが、
帰国する日だったので、その日は持っていました。
私は、1,000円札を財布から取り出し見せてあげました。
そうしたら、今度はなんと!
そのお札に私のサインをしてと頼んでくるのです。
そういえば、香港のお札に文字が書かれているのを
見たことがあります。<参考資料?>
日本ではありえない風習だけれども、
香港では気軽にするのかな~と思い
自分の名前をお札の端に、
注意して見ないと分からないような小さく薄い字で書きました。
(こんな事、本当はしてはいけませんよね!)
そうしたら、彼女は今度こう言うのです。
「記念にほしい!」
まいったな~。
どうしようかな~。
この時点で、この会話は、お金目的であるという
疑いの気持ちは私の中にありました。しかし・・・
場の空気を読めば、ここで渡さないのは不自然。
されど、1,000円といえど大切なお金。(私は貧乏性です。)
葛藤の末・・・。
「さようなら漱石さん・・・。」
■海外旅行の名言兼格言!?
・「海外で日本語を聞いたら気をつけろ!」
・「ほっと安心。その隙間に魔が潜む!」