
過去ログ | 香港掲示板
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資産課税?
日本在住(住民票)ですが、オフショアバンクに興味津々です。
新生銀行は一定額以上の預金者に対して,月1回海外への送金手数料が
無料になりました。
そこで諸先輩方に質問です。
2~3ヶ月に1回程度しか、香港に出張or観光に行くことのない人間が
香港の銀行や証券会社に口座を作って,資産運用するということがどの
程度の実効性を持つものかに関してのご意見,ご批判を承りたく思います。
よろしくお願いします。
[7766] 恭喜発財 (2007/07/27 Fri 02:15)
香港金融世界
恭喜発財さん、こんにちは。
「実効性」と言う言葉が何を指しているか分かりませんが・・・ここにいる人たち(人のせいだけにするつもりはありません。念のため。)は「趣味化」している人も多いので、経済合理性はかすんでしまうかも知れませんが、良かったと思うところと悪いと思うところを挙げると・・・・私の場合、年に訪港は多くて二回程度、複数の金融機関と取引していますが、
1.世界の金融スタンダードが分かる。
銀行で言うならば、マルチマネー口座、世界中ておろせるATMカード、小切手帳の発行、デビットカード(ETC)、24時間使えるATM・・・・今では日本の銀行も追いついてきましたが、最初にこれらを目にしたときは、何と便利なものか・・・と目からウロコが落ちる思いでした。HSBCのネットバンキングも日本の三大銀行よりは便利がよく、シティバンクにも勝っている。と思います。反面、口座維持の最低金額の存在、「預け入れ」に弱いATM、投信の販売手数料の高さが、日本と違います。事務のレベルは日本並み。これがアメリカやスイスだと・・・やっぱり香港人の「勤勉さ」というのは好きですよ。HSBCなんかもう10年近く毎月几帳面にステートメントを送ってきますが、その間に四回引っ越しましたが、住所変更手続きも完璧です。・・・。
2.税金とは何か考えさせられる。
香港には利息に対する源泉課税がありません。(もちろん、ある一定額以上は日本で申告しなければだめですからね。念のため。)税金がないといかに効率が良くなるか・・・・日本では毎月分配型投信というわざわざ毎月キャッシュで税務署に税金を払うファンドに人気がありますが、よくあんなものを買うよ・・・・と言えるのは、やはり香港が教えてくれたものだ。と密かに思っています。
3.世界のマーケット、業者が相手にしてくれる。
証券会社の場合、アジア、オセアニア多くの国の株式が直接買えるし、お金持ちであれば、プライベートバンキングがいくらでも相手をしてくれます。そんなに大げさでなくても米国系の証券会社を通じて買っているMMFは、毎年ホルダーの年次総会をするのでルクセンブルクのシェラトンホテルに来てください。と通知が来ます。もちろん「香港人」なので日本に旅行したときにはいつでも取引ができるように、日本からの国際フリーダイヤルが用意されています。・・・・というような具合に、いくらでもその先の「国際取引」を広げることができます。私もここで勉強してから、他の外国に手をつけました。
とにかく銀行、証券会社に行ってみる。というのが大切です。HSBCはもとより、ハンセン、中国銀行、最近勢いのあるDBS星展銀行、セントラルのジャーディン・ハウスの空中歩道に面してるJPモルガン・フレミング、パシフィック・プレイスの向かいの統一中心にあるフィリップ証券、ちょっと離れますが、MTR砲台山駅から海に向うとそびえているAIAタワーの中にあるブーム証券・・・あたりが、「入りやすい」金融機関です。
あとはご自分のポートフォリオ、人生観、英語力(観光と違い、さすがに「投資信託の目論見書は読んで理解しましたか?」「はい、理解しました。」程度は必要。)の世界ですね・・・・私としては仲間が増えることを期待します。次回、良いご旅行になることをお祈りします。
[7797] 岡山弓之助 (2007/07/28 Sat 01:30)
Re^2: 資産課税?
岡山さん、こんにちは。
実効性というのは、ご推察のごとく経済合理性のことと考えて頂いて
よろしいです。
踏み込むからには、“趣味”で終わらせたくはないとは思っております。
おっしゃる通り、日本の金融商品(とはいったものの海外の商品は?ですが…)
は分配型投信、仕組み預金などどう転んでも金融機関(果てはお上)側の得に
なるようなジャンクが跋扈しており、困ったものですね。
ただ、ここ最近、楽天証券のETFの品揃えもかなり充実してきているようですし、
Vanguardを扱うセゾン投信も出てきて投資環境が整いつつあること、およびUSA
の低所得者向け住宅ローンの焦げ付きに端を発した先週末の相場下落といった
市場動向を踏まえると、暫く様子見でもいいかなという気もしています。
海外資産運用に際して、個人的にいちばんネックとなるのが、税金関係の処理が
とても厄介になることですね。
為替差益に関しての税務当局のスタンスも何だかよくわかりませんので、もう少し
私自身勉強した方が良いかもしれません。
[7815] 恭喜発財 (2007/07/29 Sun 17:26)
