過去ログ ｜ 香港掲示板

HSBCの営業方針？

たーぼさん、こんにちは。

　その昔、９０年代の初頭に「地球の歩き方」が「ハンセン銀行に口座を作ろう。」というコラムをずっと載せてたことがあって（口座があれば両替手数料がいらない。）せっかく作るんだったら最大手のHSBC(当時は通称Hongkong Bankと言ってました)でもいいんじゃないの。・・・・というのが、口座開設の動機で、もう一つ、当時は返還前で外国資本が逃げ出すような「雰囲気」があり、「香港支援」という高尚な（？）目的もあって、香港ドルのSaving Accountを作ったのが始まりでした。もっとも当のHSBCはその時には、既にロンドンに持株会社を作って「逃げて」いましたけど・・・。ジャーディン・マセソン商会のように英領ヴァージン諸島に逃げる英国資本も多かったですが、最近は中国資本が英領ヴァージン諸島にＳＰＣを作り株式上場（中国銀行(香港)など）することも多く、歴史の皮肉を感じます。

　それ以来、なんかの用でお店に行くたびに「Powervantage(英語表示にします。運籌理財。)にしませんか？」と薦められ、96年頃「マルチマネー口座」に、1998年に日本人の外国銀行への口座保有が解禁されたので「Powervantage」に変えて、今に至っています。(それ以前も外為法の例外規定に従い、違反しないように保有してましたので。念のため。)駐在員の人でも「最初一年は手数料免除するから、プレミアを作って。」と薦められた人の話も聞くので、案外、「営業熱心」な銀行と思いますけどね。ただし、よくコンタクトを取らないとだめです。

　Smartvantage(明智理財)は、最近のHSBCの方針である「人間が相手をする客としない客を区別する。」（去年だったか、ジモティ向きの決済口座の仕組みが大きく変わりました。他の銀行も追随しています。）という営業方針に則っていると思いますが、ネットと電話でほとんど取引できる(SとPの違いは、小切手帳の有無とお店で人間が「ちゃんと」相手してくれるかどうかくらいしか見つからないですが・・・。)ので、Sで十分だと思いますよ。お金が増えればいつかはPremier・・・というところでしょうか。

　口座は本店をお勧めします。「支店リスク」(私が勝手に名づけたものですが)というのがあって、統合とか廃止とかされる可能性が本店より高くて、そうなったときの手続きが面倒(他の金融機関に届けるような間接的なことも含めて。)なのと、「開設店にはあまり行かない。」ことを前提にすると、郵便物の届き方や手続きが早いし、確実です。ネットは関係ないですが・・・・。また、まきさんが書かれているように、香港の習慣として「ID番号の重視」があるので、パスポート番号が変わると都度変更した旨届け出る必要があります。私は口座開設以来二度パスポートを変えましたが、変更したことを最初に伝えた外部機関はどっちの時もHSBCでした。・・・・

　いつもモンコック・・・で飲まれるのならば、私よりお詳しいようなので・・・・失礼しました。少し下町の方が安くておいしいですね。いつも行かれているところがあれば、ぜひ教えていただきたいです。

　あと一週間で返還10年です。時が経つのは早い・・・香港を楽しんできてください。

[7090]　岡山弓之助　(2007/06/23 Sat 23:45)