過去ログ ｜ 香港掲示板

香港－深せん国境その２(羅湖、深せん湾)

深せんで一泊した後、香港への「本入国」はもちろん羅湖から。国貿站から羅湖まで地下鉄を一駅だけ乗って、羅湖イミグレへ。よく人に「外人と香港人はフロアが別だから気を付けるように。」とか、えらそうに言ってますが、間違えました。それ以外はいたってスムーズ。中国出境も香港入境も10分もかからず、最大三時間並んだ経験のある昔に比べると隔世の感があります。

　新聞を見ると、ちょうど西部通道開通一周年でその特集をやっているのと、何と言っても、「台湾直行便」で盛り上がっていました。第一便の一つは新白雲から桃園行きの南方航空だったので、機長やFAのインタビュー・・・FAはすごい美女をそろえていましたが・・・を広東も香港のテレビも何度も流していました。蘋果日報の翌日の一面の見出しが「大陸開放台湾」。こんな書き方をするから、中国政府ににらまれる訳ですね。でも、香港人にとっては、どういう心情なんでしょうね。

　いよいよ出国の日。帰りは深せん空港から上海に飛ぶので、まずは深せん空港へ。イートンホテルの横から30分おきに、西部通道経由の深せん湾口岸経由深せん空港行きのバスが出ています。8:00発に乗りましたが乗客は二人。こんなもん・・・と思っていたら、次の駅の九龍站で十数人乗ってきました。九龍站から乗ってくれ。という方針のようで、パンフには九龍各地から九龍站への交通手段が書かれていましたけど・・・。

　九龍站を定刻に発車。高速道路に乗って途中まではチェッラッコッへ行くのと同じで、途中で屯門方向に向かいます。西部通道も初めてでしたが、それまで謎だった、深せん湾口岸というのは、橋の手前と向こうでイミグレがあるのか・・・疑問が解けました。香港側のイミグレも深せん側にあり、大陸の一部を「借りている」形になっています。

　香港イミグレもかなりにぎわっています。が、スムーズに出国。中国入国も、今回は美しい係官が何にも見ずに笑顔で入国スタンプを押してくれました。ここは香港と中国の間は一つの建物になっていて、香港ー中国間を歩き、中国イミグレを出たところで待っている同じバスに乗り込みます。
　
　文錦渡のバスと異なり、乗車前に胸にシールを張ってくれるので、中国入国後にバス会社の係員がバスへ誘導してくれるのと、香港イミグレに降りる前に運転手がバスの香港ナンバーを広東語でアナウンスしてくれます。(もちろんわたしは降りてから自分でメモしましたが)それを目標ににバスに乗ればいいので、精神衛生上いいです。

　が、バスは待ちすぎ・・・。中国イミグレで30分待ったせいで、結局、イートンホテルを出て、深せん空港Ｂターミナルに着くまで二時間ちょうど。急ぐ人は深せん湾口岸までの切符を買い、出た後は自力でバスやタクシーで空港や目的地に向かったほうが早いです。中港ターミナルからフェリーで福永港に行くのと、どっちもどっちというとこでしょうか。

[14650]　岡山弓之助　(2008/07/12 Sat 21:16)