過去ログ ｜ 香港掲示板

香港－深せん国境その１(落馬州、文錦渡)

広州経由で「和諧号」に乗って深せんに着いたのが、17時前。ホテルにチェックインしたのが17:30頃でした。今から買物に出ても・・・と思い、「国境マニア」の血も騒いで(?)、「一周してくるか・・・」とホテルを出ました。

　老街站から地下鉄に乗ります。老街站につながるショッピングセンターにかけて、人が一杯で、前に比べて利用者が増えている気がします。会展中心で乗換え、皇崗へ・・・。皇崗站が出来たからは初めて乗ります。

　皇崗站は羅湖と同様「香港」という表示があり、これは分かりやすい。地上階にエスカレータで上がり、出口ではなく、三階(?)くらいにあるイミグレ行きのエスカレータに乗った途端、列がきちんと右一列になりました。「ああ、今から文明社会(?)に行くんだ。」と思いつつ、この新イミグレからは初めての越境なので、少しどきどきします。

　ですが、人もいなくて、すぐに出境。本来の地面の「皇崗イミグレ」とうぜんあるはずですが、見かけませんでした。（地図で見ると「福田口岸」となっていて、皇崗と区別しているみたいですが、中国のはんこは「皇崗」となっています。）深せん河にかかる橋から、落馬州支線の列車が見えます。・・・地下鉄でなくて高架なの？ここの最大の欠点は羅湖と異なり、深せん河の川幅が広いので、香港まで長く歩くこと。

　落馬州の香港イミグレも全く待たずに・・・列に並んで入国カードを書くヒマもないくらい・・・入境。MTRの站に直結状態なので羅湖以上に便利がいいです。落馬州支線は初めて乗りましたが、尖東行きになっていました。逆は羅湖行きと交互に走っているのですかね。

　上水で降りて、駅前の上水広場のＧＦのバスセンターへ。文錦渡行きは複数あるみたいですが、「文錦渡快線」とあるバス乗場を見つけ、乗り込みました。チケットはバス停で買うのですが、オクトパスカードが使えて、２０ドル。

　このバスも初めてだったのですが、いやな予感が・・・こういう路線バス方式は、イミグレでトラブルと待ってくれない。ことが多い・・・昔、シンガポールからジョホールバルに渡るときに、この辺の仕組みを良く知らず、シンガポールイミグレから、マレーシアまで歩いたことがあります。もう暗くなっているし・・・。

　香港側のイミグレは珍しく掘っ立て小屋のような建物。このバスに乗っていた純粋外人は私ともう一人のインド系らしき人の二人だったのですが、彼の後ろに並んだため、イミグレを出たのが最後から二番目。バスは今にも発車しそうでした。

　バスは数百メートル走って、中国側イミグレへ。さらに輪をかけたぼろ小屋です。今度はインド人とは別の列(香港も中国もブースは二つだけしか開けていませんでした。)に並びましたが、今度は自分がひっかかりました。イミグレの職員がえらく慎重に確認しています。恐らく、今日二回目の入国だったのと、さっき皇崗を出国したばかり。というので引っかかったのでしょう。そうそう、ビザの欄は何もかかずに提出したら、きちんと「斜線」を引いてくれました。

　で一番最後の入境。電灯もついていない、これがイミグレか？というような通路をダッシュしましたが、出てみると免費バスは出た後。次のバスの「入国者」に合わせて出るようでしたが、待つのも面倒なので、とぼとぼと中心部に向かって歩きました。真っ暗で、大体の方向しかわからないので、都度、会社帰りのOLお姉さんが向かってくる方向を目指して歩くと、深南東路に出ました。歩いて15分くらいでホテルに戻りました。

[14649]　岡山弓之助　(2008/07/12 Sat 20:29)