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灣仔民間生活館について

香港の下町の雰囲気が好きで、「灣仔民間生活館」に興味があり、
是非、行ったことのある方の感想を聞いてみたいです。

特に、印象に残った展示物や、言葉の面について教えて頂けますでしょうか？
地元のボランティアの方と話ができるみたいで、それも楽しそうだと
思ったのですが、私は、広東語は全く話せず、英語が苦手です。
北京語であれば、最低限のことは話せるかな、という感じなのですけど。

[20195]　たんたん　(2009/07/19 Sun 22:49)

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Re: 灣仔民間生活館について

本格的な博物館のようなものを想像されているとしたら、たぶんご期待にそえないかもしれません。
実際に使われていた古～い生活用品や商売道具がそのままの状態で （つまり、ほとんど手入れせずに） 並べてありますが、あまり詳しい説明が無いので、いきなり見てもわかりにくいかもしれません。
展示場所も建物のほんの一角だけで、ハッキリ言って狭いです。
でも、実はこの建物自体が貴重な歴史であり、ここでの生活自体が重要無形文化財なんです。

本当はこの建物の歴史とか、ここでの生活とか、地理的条件とか、こと細かく説明したいんですが、そうすると恐ろしく長くなるので、たぶん他では紹介してないことをひとつだけ。

清末の時代に、超有名な武術家であり、かつ医学を生業としている黄飛鴻という方がおられました。
彼には多くの弟子がいましたが、その中に林世榮というこれまたものすごい達人がいました。
林世榮は、後に香港映画界で武術指導を行いました。
香港映画の武術は林世榮から始まり、今でもその流れが続いている、いわば香港格闘映画の源とも言える方です。
そんな林世榮の医術と武術を受け継ぎ、彼の血縁者が始めた医院兼武道館が、現在藍屋１階にある 『少林洪拳　林鎮顯跌打醫館』 です。
ここは、黄飛鴻 → 林世榮 → 林鎮顯 と受け継がれてきた医術と武術を伝えてきた所です。

灣仔民間生活館におられる方々は、北京語を理解できます。話す方も、ある程度大丈夫ですのでご安心を。

もしよろしければ、ついでに近所の 『黄屋』 と 『橙屋』 と 『北帝廟』 も合わせて御覧くださいませ。
（さらによろしければ、 『旧灣仔街市』 と 『旧灣仔郵局』 と 『顏氏大宅』 と 『灣仔皇后大道東186 - 190號唐樓』 と 『三板街』 と・・・・以下略）

[20196]　湾仔峡道　(2009/07/20 Mon 00:56)

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Re^2: 灣仔民間生活館について

早速のご回答ありがとうございます。

「実はこの建物自体が貴重な歴史であり、ここでの生活自体が
重要無形文化財なんです。」というコメントを拝見し、
私の想像通りみたいで、よかったです。

実は、前回の旅行（今年の春）から帰国後、フリーペーパーで
灣仔再開発で生まれ変わったビルの記事を見て、もっと早く知って
いれば、実際に見に行けたのになぁと残念に思っていました。

ただ、これが、香港の再開発事業に関しての情報をネットや本で
一通り読むきっかけとなり、次回（具体的な時期は未定ですが）
灣仔という街そのものを見に行くのが楽しみになって来ました。
たっぷり時間をとって、灣仔付近を散歩したいです。

あと、『少林洪拳　林鎮顯跌打醫館』についてのお話も
ありがとうございます。黄飛鴻は、ジェット・リーの映画の
イメージが強すぎて、実在の人物という感じがしないのですが、
彼の医術や武術が今も受け継がれていることは興味深いです。

[20198]　たんたん　(2009/07/20 Mon 12:18)

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Re^3: 灣仔民間生活館について

昨年の１２月に行きました。

ノスタルジックな雰囲気が残っているエリアです。
湾仔峡道さんが説明されているように、住宅の１フロアに、細々とした生活用品などが並べられています。

過去に、ここで企画された展示写真を収めたアルバムが置いてあるので、それを見るのも楽しいです。

古いものがお好きなら、ぜひこのエリアは要チェックです。

あ…、古いもの繋がりで、名楽居に泊まってみてはいかがですか？

[20205]　Ｋ姐　(2009/07/20 Mon 18:24)

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Re^4: 灣仔民間生活館について

Ｋ姐さま

コメントありがとうございます。

次回の旅行では、どっぷりと香港島側の下町情緒に浸りたいと思います。

今まで１０回位香港に旅行しましたが、香港島側のホテルは１度しか
経験していません。ホテル探しの際は、名楽居も候補に入れることにします。

[20207]　たんたん　(2009/07/20 Mon 20:14)