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上海人なら「銀聯カード」で

ちゃこさん、こんにちは。

　横レスです。以下、「日本語のできる上海人」に書くつもりでレスしますが・・・。

上海に住んでいらっしゃるなら、例えば、工商銀行なり、中国銀行なりの当地の銀行口座をお持ちと思うので、それであれば、キャッシュカードに全て「銀聯(China UnionPay)」のマークが入っているはずです。なので、香港、マカオの(たぶん)全てのATMが対応していますので(少なくても香港のETC,JETCOはどちらも対応。)街中のほとんどのATMで自分の中国元の口座からそのまま引き出せます。(画面は中国語表記ですが・・・上海では使われていますよね。)手数料がかかりますが、ほとんど上海にいるのと同じ感覚で使えます。

　銀聯自体もVISA,MASTERより(香港もマカオも)加盟店は多いんじゃないですかね。また、ところどころで銀連のキャンペーンもしていて、私が春にヴェネチアンに行った時は、銀聯で5000MOP以上の買い物で100MOPの商品券バック(しょぼいキャンペーンですが・・)をやってました。キャッチフレーズの「華彩人生　銀聯相伴」を思い出しつつ、買い物をお楽しみください。

　MOP(パタカ)については、二つの発券銀行のうちの一つの「バンコ・ナシィオナル・ウルトラマリーノ」(BNU)=大西洋銀行のお札は「大西洋銀行」等の漢字が丸ゴシックというか、「普通、漢字の国はそういう活字をお札には使わない。」というような活字を使っていて、私はとても好きです。もうひとつの「バンコ・ダ・シーナ」=中国銀行のお札はおもしろくないです。

　余談ですけどBNUは直訳すると「国営海外銀行」という意味ですが、当時の中国人が「ポルトガルにとっての海外は大西洋だ。」という「気配り」で中国名を大西洋銀行にしたそうで、「香港上海～」同様、「植民地の香りと歴史」が残る銀行です。

　日本では今、ジョニー・トー監督の「放・逐」(日本語名「EXILED/絆」)というマカオが舞台の映画が公開されていて、マカオの雰囲気を十分に楽しめます。ただ、あまり「肯定的なマカオ」でなく、香港人のマカオに対する悪いイメージをやや強調した映画ですが・・・・大陸では「広東語セリフ/英語字幕版」は入手できないかも知れませんが(いずれにしても時間がないですね。)、機会があればぜひ見てください。

　上海からだと、香港に着くとほっとしますよ。やっぱりまだ香港の方が「西側文明社会」です。(私の個人的感想ですが・・・)良いご旅行を。

[17336]　岡山弓之助　(2008/12/27 Sat 00:22)